「睡眠が不足すると太る」という原因には
・グレリン
・レプチン
この2つのホルモンが関係していると言われています。
『グレリン』
グレリンは主として胃内分泌細胞で産出され、摂食亢進や体重増加、消化管機能調節などエネルギー代謝調節に重要な作用を持ち、今まで知られている中で唯一の末梢で産出される摂食促進ペプチドである。
『レプチン』
レプチンは、遺伝性肥満マウスの病因遺伝子の研究で発見された肥満遺伝子に由来するホルモンで、脂肪細胞より分泌され、主に視床下部の受容体を介して強力な摂食抑制やエネルギー消費亢進をもたらすことにより、その作用不足は肥満症の成因に収容な役割を有すると考えられている。
睡眠が不足することによってグレリンとレプチンの分泌は
・グレリン(食欲増進ホルモン)・・増える
・レプチン(食欲抑制ホルモン)・・減る
残念ながらこのような変化があると言われています。
とはいえ、睡眠不足によって太る原因はグレリンとレプチンだけではないかと思われます。
睡眠不足などのストレスで過食をしてしまったり、単純に長い時間起きているため食べる回数が多くなる、なんてことも考えられますよね。
しかし、このようなデータもあります。
“健康な人でも一日10時間たっぷりと眠った日に比較して、寝不足(4時間睡眠)をたった二日間続けただけで食欲を抑えるホルモンであるレプチン分泌は減少し、逆に食欲を高めるホルモンであるグレリン分泌が亢進するため、食欲が増大することがわかっています。”
2日間でもグレリンとレプチンの分泌に変化があることから、グレリンとレプチンという2つのホルモンは「睡眠が不足すると太る」という原因の1つとして挙げられそうですね。