速く走るより、壊さない走り方(15)

ブログ画像ハーフマラソンを走り終えて、一つ思ったことがあります。
それは、50代になると、「速く走ること」よりも、「壊さずに走り続けること」の方が、私には大切だということです。

もちろん、タイムが速くなるのは嬉しいことです。
でも今回の目標は自己ベストではありませんでした。

ケガをせず、安全に完走すること。
そして、もし体が悲鳴を上げたら勇気を持ってリタイヤすること。
さらに、自分の体で学び、その経験をお客様へ還元することでした。

この半年間、ランニングについてたくさん勉強しました。
本や動画で学び、実際に走って試す。その繰り返しです。

特に役立ったのが、ランニングや登山用に購入したGPSウォッチでした。
心拍数、ペース、ピッチ、ストライド、上下動など、自分の走りを数値で振り返ることができます。
感覚だけでは気付けない変化も、数字は正直に教えてくれました。
そしてレース中も、そのデータを確認しながら、無理をしない走り方へ修正することができました。

私が常に意識していたのは、とてもシンプルなことです。
上下動を小さくする。
歩幅を欲張らない。
心拍数を上げ過ぎない。
疲れてきたらフォームを見直す。
疲労が強い日は思い切って休む。

特別なことではありません。
でも、この「当たり前」を続けることが、一番難しいのだと思います。

レース中、10kmを過ぎた頃にハムストリングへ少し張りを感じました。
その瞬間、歩幅を少し狭くし、お尻の筋肉を使って進むことだけを意識しました。
結果として大きな痛みにはならず、最後まで走り切ることができました。

若い頃の私なら、「もう少し頑張れる」と無理をしていたかもしれません。
でも今は違います。
体の声を聞きながら走ることも、大切な技術なのだと思えるようになりました。

56歳になって思うのは、年齢を重ねると失うものばかりではないということです。
体の変化に気付き、受け入れ、付き合っていく力は、若い頃より身に付いている気がします。
急がない。
無理をしない。
でも、少しずつ続ける。

この半年間で学んだことは、ランニングだけではなく、仕事や人生にも通じることなのかもしれません。

★新津★





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