半年間走り続けて、一番大きな収穫は、ハーフマラソンを完走できたことではありません。
お客様がお話しされる「痛み」や「不安」を、以前より身近に感じられるようになったことです。
これまで私は、解剖学や運動学を学び、その知識をもとに施術やアドバイスをしてきました。
もちろん、その知識は今でもとても大切です。
でも今回、自分自身が走り始めたことで、教科書だけでは分からないことをたくさん経験しました。
長い距離を走ると、どこが疲れやすいのか。
フォームが少し崩れるだけで、体の負担がどう変わるのか。
無理をすると、どんな痛みにつながるのか。
そして、休養や睡眠、食事が回復にどれほど大切なのか。
こうしたことは、自分の体で経験して初めて、本当の意味で理解できたように思います。
施術中、お客様から
「走ると膝が痛くなるんです。」
「最近、疲れが抜けないんです。」
そんなご相談をいただくことがあります。
以前よりも、「分かります、その感覚。」と、自信を持ってお話しできるようになりました。
もちろん、症状や原因は人それぞれです。
だからこそ、決めつけることなく、お一人おひとりの体と向き合うことが大切だと改めて感じています。
56代半ばになって始めたランニングは、健康のため、そして一日仕事を集中して続けるための体力作りでもありました。
でも振り返ると、それ以上に、セラピストとして成長するための時間だったのかもしれません。
これからも、新しいことに挑戦し、自分の体で学び、その経験をお客様へ還元していきたいと思います。
それが、私なりの「学び続けるセラピスト」でありたいという思いです。
そして、この半年間の挑戦を応援してくださったお客様に、心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
★新津★
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